『恋する歌声』–First Love is Never Returned再始動後、2022年12月~2023年2月にかけて3カ月連続リリースの集大成となる、1st Mini Album『POP OUT!』がデジタルリリース、並びにフィジカル(CD)リリースとなる。
再始動に至って3カ月連続リリースを敢行した彼ら。昨年12月に『シューズは脱がないで』、2023年1月には『Mama’s Pie』と2作連続のシングルをリリース。完全無名状態の再始動でありながらも、どちらの楽曲も多くの配信プラットフォームが公式プレイリストにセレクト。特にSpotifyの反応が非常に大きく、『New Music Wednesday』をはじめとしたSpotify公式プレイリストに多数イン。『City Pop:シティ・ポップの今』、『RADAR:Early Noise』、『Next Up』、『キラキラポップ:ジャパン』、『Soul Music Japan』、『J-Rock Now』、『Edge』、『Happy Stroll – 音楽と散歩 -』など、異なる表情を見せた両リリースともに、別ジャンルで数多くのプレイリストにセレクト。月間リスナー数は2万以上まで上昇、第一弾リリースとなった『シューズは脱がないで』はリリース1カ月弱で3万以上の再生数となった。
また、地元札幌のFM NORTHWAVEは、2023年1月のPOWER PUSH(新人のパワープレイ枠)として、12月リリースの『シューズは脱がないで』をインディーズバンドとしては異例のセレクト。そんな状況の中でリリースされる1st Mini Album『POP OUT!』は、アルバム発売タイミングで加入発表となったが、今作のレコーディング時点から時間を共にしていたArata Yamamoto(Gt/Cho)を新メンバーとして加えて制作された。
ループミュージックの中でウワモノとメロディの美しさが際立つ、90’s UK Garageの香りを現代のR&Bにおけるポップミュージックとして創り上げたM1「Baby,Don’t Stop」、R&Bを根底に置きながらも、80年代ジャパニーズシティポップの空気を纏ったM2「シューズは脱がないで」、今作で最もミニマルな音像の中でネオソウルとAORの
世界を行き来するようなM3「泡と文學」、疾走感のあるBPMの中でインディーロック・パワーポップ・80’sシンセポップなどをキャッチ―なフックで描いたM4「Mama’s Pie」、90年代のJ-POPの甘酸っぱい香りを、80sリバイバルの現代の海外バンドシーンの音像とリンクさせたM5「プラチナ」–NYにヴォーカル留学経験を持つKazuki Ishidaの最も大きな音楽的源泉であるR&B/Soulの要素を中心に置きながらも、各メンバーの音楽的源泉をミックスさせ、多くの表情を放つアルバムとなった。
意識的にバンドが持つ多くの音楽的側面を届けようとして制作された今作だが、一聴すればわかるようにどの楽曲も<現代におけるポップミュージックであること>を基軸として、Vo Kazuki Ishidaの「恋する歌声」を中心において制作。一方、メンバーと同じような音楽フリークには、楽曲の持つ様々なバックグラウンドにニヤリとできるはずだ。
『POP OUT!』という作品と共に、本格的に音楽シーンへ飛び込んでいく彼らを見逃さないで欲しい。
収録内容
1-01. Baby,Don’t Stop
1-02. シューズは脱がないで
1-03. 泡と文學
1-04. Mama’s Pie
1-05. プラチナ
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