2025年12月に東京で結成されたGIRLFRIENDZが、わずか1ヶ月という短い期間でファーストシングル「Tonight」をリリースした。 ゲームサウンドクリエイターのMiguelがネット掲示板でメンバーを募集し、ベースのIdo Kyo、ギターのHitomiとオンラインで集結。遅れてMayuが参加した翌日にはメンバー全員と顔を合わせる前にも関わらずレコーディング、さらにその翌日には同じく自宅にてクロマキーを用いたミュージックビデオの撮影を敢行。この異例のスピード感とDIY精神は、GIRLFRIENDZの制作スタイルを象徴している。
アートワークは、NY・ブルックリンを拠点に活動する女性ギタリスト/SSW、Mei Semones(メイ・シモネス)の作品も手がけるアーティストBabaが担当。 柔らかさの中に痛みをはらんだそのビジュアルは、「Tonight」が描くアンビバレントな感情を静かに補強している。
またMVでは、ゴシックホラーの世界観の中で、ワイン好きのMayuが”ワインオープナーの謎の化け物”から逃げ惑うというストーリーが展開される。 楽曲の持つ不安定さとユーモアが視覚的にも表現されており、どこかThe Cureを思わせる、陰鬱さとポップさを同時に内包した80sオルタナティブ的な無邪気さと、わちゃわちゃしたローファイ感も本映像の大きな魅力だ。
「Tonight」は、甘さの裏にシニカルな視点を忍ばせてきたスウェーデン発ポップバンド、The Cardigansの系譜を感じさせながら、現代を“ヘルシーに、正しく生きよう”とする中で生まれる違和感や矛盾を、アイロニックに描いた楽曲。 クリスタル、セラピー、セルフケア、スムージーといった前向きな選択肢に囲まれながらも、それでも消えない迷いや欲望、弱さが淡々と綴られていく。歌詞は過度にポジティブな結論を提示せず、それでも「今夜も逃げないでいられる」と歌う姿勢は、諦めでも開き直りでもない、現在進行形のリアルだ。 いわゆるTokyo Indieシーンの文脈に回収されることなく、メインストリームのポップさを取り入れながら、アイロニックでお茶目な独自の世界観を提示するGIRLFRIENDZ。 「Tonight」は、その第一歩となるファーストシングルである。
収録内容
1. Tonight
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WEB FLAC 24bit/48kHz
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