全曲オリジナルマスター採用のベスト盤。本邦初のSACD化
『美空ひばり』のシングルレイヤーSACD+CDの2枚組が発売となります。本作は、Stereo Sound社が2016年に発売した45回転仕様2枚組LPの全8曲に、新たに2曲を追加したベスト盤です。この2曲を選曲したのは、日本コロムビア所属のプロデューサー衛藤邦夫氏。先のLPに収録されていた曲とは趣きの異なる、「からたちの花」と「スターダスト」の2曲です。
「からたちの花」は、1974年に発売された『からたちの花~美空ひばり 山田耕筰を唄う~その1』に収録されていた曲、作詞は北原白秋、編曲は青木望がそれぞれ担当しています。いっぽう「スターダスト」は、さらに時代を遡り1965年に発売された『ひばりジャズを歌う~ナット・キング・コールをしのんで』からの選曲です。前者は日本を代表する作曲家の歌、そして後者は洋楽のスタンダード曲のカヴァーとなります。
SACD+CDの2枚組仕様となる本作のマスタリングは、弊社の高音質ディスクでお馴染み日本コロムビア所属のマスタリング・エンジニア武沢茂氏が担当しています。
録音年代が比較的新しい1曲目の「悲しい酒(セリフ入り)」(1982年)と7曲目の「川の流れのように」(1989年)の2曲のみデジタルマスター、それ以外の8曲はすべてオリジナルのアナログマスターテープからの復刻となります。SACDはオリジナルのマスター素材から入念な音調整を施した上でダイレクトにDSD 2.8MHz化、CDはDSDからのダウンコンバートではなく、再度マスターテープを再生してCDの器に相応しいマスタリングを新たに施しています。
武沢氏は美空ひばりを筆頭に、ちあきなおみや弘田三枝子といった日本コロムビアを代表する歌い手たちのカッティングおよびマスタリングを数多く手掛けてきたヴェテラン・エンジニア。冒頭で触れた45回転仕様の2枚組LPのカッティングも担当していました。
今回はSACD+CDという各々のメディアに相応しい新規マスタリングが行なわれています。なお、美空ひばり音源のSACD化は本邦初。
収録曲
1. 悲しい酒(セリフ入り)1982年録音
2. みだれ髪
3. 愛燦燦
4. 舟唄
5. 悲しい酒(セリフ入り)1966年録音
6. 影を慕いて
7. 川の流れのように
8. 津軽のふるさと
9. からたちの花
10. スターダスト (Stardust)
SACD ISO
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SACD DSF DSD64
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CD FLAC