さまざまな効果音やウィスパーヴォイスでオーディオの楽しみが広がります!「Snow Garden」は「金色のリボン」から5年、1987年11月にリリースされたウィンターアルバム。プロデュースは全曲の作詞を手がけた松本隆で、この年、新しく録音された4曲めまでを《Today’s Avenue Side》、過去の楽曲をセレクトした6曲をYesterday’s Street Sideとして構成されています。冒頭の『Please Don’t Go』では、ジングルベルが流れる街の喧騒に続いて、蒸気機関車の発車を思わせる効果音に、時代を感じさせる駅舎を駆け出す靴音などが被せられており、寂寥感漂う冬の旅立ちが演出されています。この凝りに凝ったつくりの1曲目目を耳にしたら、あなたはもう彼女の虜になっているとでしょう。一転して明るい曲調となる『妖精たちのTea Party』に続く、24枚目のシングル曲『Pearl-White Eve』はアルバムバージョンを収録しています。《Yesterday’s Street Side》では、オリジナルアルバム「Canary」に収録されていた『瞳はダイヤモンド』がSACDの高音質でお楽しみいただけます。『雪のファンタジー』は「金色のリボン」に収録された『星のファンタジー』の別アレンジ/歌詞違いの1曲で、松本隆が監督した映画「微熱少年」のサンドトラックとして提供された作品。「聖夜」にのせて、最後に届けられるウィスパーボイスを聴くためだけに、本盤を手元に置いておくという方は少なくありません
スーパーバイザーとして音質の監修を務めるのは、松田聖子SACD化プロジェクトのキーパーソン、高級オーディオ専門誌「季刊ステレオサウンド」での連載をはじめ、高音質な音楽ソフトに関する著作が豊富な嶋護(しま・もり)氏。東京・乃木坂のソニー・ミュージックスタジオ 東京で実施されたマスタリングにも立ち会って頂きました。そして、オリジナルマスターからのリマスタリング作業を担当したのは、Sony Music Studios Tokyoに所属の鈴木浩二氏。鈴木氏は、音楽ジャンルやレーベルの枠を超えて数多くの作品の録音やマスタリングを手がけているエンジニアです。今回のマスタリングは、まず、マルチチャンネルマスターからトラックダウンされたアナログ・ステレオマスターそのものをよく聴くことからスタート。幸い、マスターの音質はきわめて良好で、嶋、鈴木両氏によるディスカッションの結果、この音を極力そのままSACDという大きな器に移し替えようというマスタリングの方向が定まりました。具体的な作業は、アナログマスターをDSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)へ変換したのち、若干のEQとレベル調整を実施するというもの。これがDSDマスターとなり、ディスクのSACD層へと記録されることになりました。一方、本盤はハイブリッドSACDですので、CD層も持っています。今回は、ここに記録されるサウンドにもリマスターが施された新しい音源を収録。上記でDSD変換されたデジタルデータをPCM変換することで、CD層の音源を制作いたしました。したがって通常のCDプレーヤーでお聴きいただいても、これまで以上にオーディオライクな音でお楽しみいただくことができます。
収録内容
“Today’s Avenue Side”
01. Please Don’t Go
02. Yousei-tachi no Tea Party (妖精たちのTea Party)
03. Pearl-White Eve
04. Koishitara… (恋したら…)
“Yesterday’s Street Side”
05. Issen Ichibyou Monogatari (一千一秒物語)
06. Hitomi wa Diamond (瞳はダイアモンド)
07. Heart no Earring (ハートのイアリング)
08. Aisaretaino (愛されたいの)
09. LET’S BOYHUNT
10. Yuki no Fantasy (雪のファンタジー)
SACD ISO
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SACD to DSF DSD64
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SACD to FLAC